2024.07.17
「令和6年度・安全保障シンポジウム」参加の御礼ならびに開催のご報告
海の日祝日となった7月15日、グランドヒル市ヶ谷にて陸修偕行社主催「安全保障シンポジウム」が開催されました。
今回は偕行社と陸修会の合同後、初の開催となります。防衛問題研究家・ジャーナリストの桜林美佐氏による総合司会にて開会されました。
基調講演はローレンス・D・ニコルソン退役中将(元米国第3海兵遠征軍司令官)による「日米同盟のグローバル・パートナーシップを踏まえた米海兵隊の役割と課題」。前日13~14日の二日日にわたり開催された日本戦略研究フォーラム主催「台湾有事シミュレーション」では米国国防長官の役を務められ、また第3海兵遠征軍というインド太平洋の安定を主務とする海兵遠征軍の司令官を務められた経験を踏まえ、日米同盟の現在地と今後の展望についてスピーチいただきました。
シンポジウム後半では産経新聞『正論』発行人の有元隆志氏による進行で、ニコルソン中将と岩田清文・元陸上幕僚長、磯部晃一・元東部方面総監の3氏によるパネルディスカッションが交わされました。
米海兵隊と陸上自衛隊、互いにカウンターパートナーのトップを務めた各氏だからこそ言及できるコメントの数々は、先行きが不透明な国際情勢下でも日米同盟がゆるぎないものであり、また日米同盟は単なる二国間の安全保障を超えた「国際社会に対する責務」を担っていることを再認識させてくれるものでした。
そして何よりも今回のシンポジウム一番の主役は、全国各地よりお集まりいただいた参加者の皆様です。皆様の真剣なまなざしからは、登壇者のみならず主催者にとっても大いに刺激をいただきました。皆様のご参加があってこそ、本シンポジウムは盛会にてクロージングを迎えることができました。この場をお借りして主催者一同、改めて御礼申し上げます。
なお、本シンポジウムのダイジェストは後日、産経新聞社のYoutube「チャンネル正論」でも一般公開される予定です。
また陸修偕行社の機関『偕行』誌面でも今後掲載の予定ですので、こちらもぜひ楽しみにお待ちいただけると幸いです。